日産のMクラスミニバン「ラフェスタ ハイウェイスター」を今買うなら第一に狙うべき候補はコレだ!

それでは今週もさっそく「おすすめミニバンのおすすめグレード」に関する研究を進めてまいりましょう。今週のお題は、絶版車ではありますが、日産のMクラスミニバン「ラフェスタ ハイウェイスター」です。

独自デザインを備えたプレマシーのOEM供給モデル

最終型のラフェスタ ハイウェイスターは、2011年6月から2018年3月まで販売されたマツダ プレマシーのOEM供給モデルです。しかし本家のプレマシーとは異なるデザインが採用されていて、ヘッドライトとフロントフェンダー以外はラフェスタ ハイウェイスター独自のデザインとなっています。

特にドア部分は、マツダ プレマシーの特徴である彫りの深いラインを排し、「エルグランド ハイウェイスター」のイメージを受け継ぐデザインとしたのが特徴。要するに「OEM車ではあるが、ベースモデルとはかなり違うデザインに仕上がっている」ということです。

発売当初のラインナップは「ハイウェイスターJパッケージ」「ハイウェイスター」「ハイウェイスターG」の3グレード。ハイウェイスターJパッケージが実質的なエントリーグレードで、ハイウェイスターGが装備充実の豪華仕様という位置づけでした。

2Lエンジンは2103年3月から直噴方式に

初期の搭載エンジンは全車2L直噴ガソリンエで、FFが最高出力150ps、4WDは139psと、それぞれスペックは若干異なっていました。組み合わされるトランスミッションはFFがマニュアルモード付き5速ATで、4WDは4速ATです。

2013年3月にはマイナーチェンジが行われ、パワートレインを刷新。直噴方式の2Lガソリンエンジンが新採用されるとともに、トランスミッションは6速ATに進化。改良型のアイドリングストップ機能なども一部グレードに採用されました。

また、それまで特別仕様車として販売されていた「ハイウェイスターG スプレモ」が、最上級グレードとしてラインナップに追加されたのもこのタイミングです。同グレードのみの専用装備としてはステアリングシフトスイッチやASCD(オートスピードコントロール装置)、自動防眩式ルームミラー、6スピーカーなどがあります。

2014年9月にも仕様が一部変更となり、走行中の横滑りを防止するVDC(ビークルダイナミクスコントロール)が4WD車に与えられたことで、ラフェスタ ハイウェイスターは全車がVDC標準装備となりました。

さらに2016年7月の仕様変更では、FF車の全グレードが「電動スライドドア」「スライドドアイージークロージャー」を標準装備に。また細かな機能性部分も向上させるとともに、「スノーフレイクホワイトパール」という新色が採用されたのもこのタイミングです。

なかなか痛快な走り。そして小回りも利く!

この種のミニバンとしては「かなり走りがいい」というのも、ラフェスタ ハイウェイスターの特徴といえるでしょう。

エンジン駆動系をはじめとする騒音は低めで、嫌な振動もほぼ皆無。ショックアブソーバーもきちんと役目を果たしているため、凸凹した路面でも「ひたすら水平に移動する」といった感覚を味わうことができます。見た目から想像するよりも低重心であり、トレッドが広めであることも奏功しているのか、走行安定性は(この時代のミニバンとしては)なかなかのもの。

また最小回転半径が5.3mと小さく、ホイールベース2750mmのクルマでありながながら「狭い路地でもけっこう取り回しが良好」というのも、このミニバンの大きな魅力だったりします。

中古車としてオススメできるのはどの年式か?

さて、そんなラフェスタ ハイウェイスターは前述のとおりもはや絶版であるため、これから買うとしたら中古車を探すしかありません。

そして現在の中古車相場がどうなっていると言えば、おおむね以下のとおりです。

●初期年式(2011年~2013年2月)|約30万~約130万円
上記は「すべてをひっくるめた相場」の目安です。実際に購入検討対象となる「走行距離少なめの個体」に絞るなら、相場の目安は約60万~約130万円といったニュアンスになります。

●中期年式(2013年3月~2014年8月)|約60万~約140万円
これまた「すべてをひっくるめた相場」ですので、走行距離少なめの個体で言うなら約80万~約140万円あたりが目安となるはずです。

●後期年式(2014年9月~)|約100万~約150万円
こちらの場合も走行距離が比較的少ない物件限定で考えると、相場の目安は「約130万~150万円」に修正されます。ただ、このカテゴリーはそもそも流通台数があまり多くない、という問題もあります。

以上を踏まえつつ、「もしもラフェスタ ハイウェイスターの中古車を探すならどのあたりの年式を、いくらぐらいで検討するべきなのか?」ということを考えてみたいと思います。

中古車というのはなんだかんだ言って年式新しめのモノのほうが程度も装備レベルも良好な場合が多いため、第一に狙うべき候補は「2014年9月以降のモノ」ということになるでしょう。できれば2016年7月以降の仕様がいいでしょうね。

ただ、このカテゴリーは前述したとおり流通台数が少なめであるというのがネックで、なおかつ中古車として考えると若干お高いような気もします。

まぁ「約100万~約150万円程度で高いとか言うな!」という意見もあるでしょうが、型落ちの中古ミニバンに150万円(総額で考えれば160万円か170万円ぐらい)も支払うのは、業腹といえば業腹です。

好バランスな選択肢は「100万円前後の中期型」

できれば、本音をいえば、もうちょっと安く抑えたい。でも、モノが悪い中古車は買いたくない……となったときに、ベストというか「中古車として見たときにベターなバランス」なのは、エンジンが直噴化された中期年式(2013年3月~2014年8月)なのではないかと考えます。

具体的にマーケットを見てみますと、2014年式で走行4万km前後の上級グレード「ハイウェイスターG」が、おおむね車両100万円前後といったイメージです。乗り出し価格は110万円といったところでしょうか。

予算的にはこのあたりに抑えたうえで、それなりに装備が充実している「G」を買い、数年ほど乗り回す。そして家族としての生活をフルに楽しむ……というのが、ラフェスタ ハイウェイスターの中古車を買う際の「ちょうどいい落とし所」ではないかと思います。

まぁ諸説あるでしょうし、中古車の購入というのは実際のモノを見てナンボの世界ですので、ここで書いているのはあくまでも「予備知識」に過ぎません。

ですが、少しでも参考になったならば幸いです。それではまた来週!

[ライター/伊達軍曹]