トヨタの5ナンバーサイズミニバン3兄弟のなかでもっとも高級志向な装いとなっている「エスクァイア」でのおすすめグレードとは?

それでは今週もさっそく「おすすめミニバンのおすすめグレード」に関する研究を進めてまいりましょう。今週のお題は、トヨタの5ナンバーサイズミニバン3兄弟のなかでもっとも高級志向な装いとなっている「エスクァイア」です。

グレードは大きく分けて6種類

トヨタ エスクァイアはヴォクシー/ノアと基本設計を共有する兄弟車で、デビューは2014年10月でした。そして2017年7月にマイナーチェンジを行い、より立体感と高級感のあるフロントマスクに生まれ変わっています。

それが功を奏したのでしょうか、エスクァイアは2018年4月~9月のミニバン累計販売台数ランキングで9位、直近の2018年11月単月でも同じくミニバン9位と、いまだ高い人気を誇っています。

現時点でのトヨタ エスクァイアのグレードラインナップとそれぞれの車両価格は下記のとおりです。

【ハイブリッド】

●HYBRID Xi|315万1440円~
●HYBRID Gi|330万480円~
●HYBRID Gi“Puremium Package”|335万8800円~

【ガソリン】

●Xi|267万5160円~
●Gi|289万2240円~
●Gi“Puremium Package”|298万800円~

見ておわかりのとおり、ハイブリッドもガソリンも「Xi」が標準グレードで「Gi」が上級グレード、そして「Gi“Puremium Package”」が最上級グレードということです。

おすすめはハイブリッドではなくお手頃なガソリン

この6グレードの中からイチ推しを選ぶ前に、まずは「ハイブリッドか、それともガソリンか?」という問題から片付ける必要があります。

エスクァイアの場合、ハイブリッドとガソリンの価格は約38万~約48万円と、それなりにデカいものがあります。もちろんハイブリッドのほうが高い、ということです。

1.8L直4エンジンとモーターからなるハイブリッドシステムも魅力的で、評価もなかなか高いのですが、この価格差を年間の燃料代でなんとかするのはちょっと非現実的かもしれません。

ということでここはハイブリッドではなく、「152psと19.3kg-mを発生する2L直4ガソリンエンジン+7速スポーツシーケンシャルシフトマチック付きCVTでぜんぜん十分!」という意味でガソリン車のほうを推したいと思います。

8人乗りではなく「7人乗り」を選びたい

お次に決めるべきは「7人乗りか、それとも8人乗りか?」ということになります。

Gi“Puremium Package”の場合は自動的に7人乗りとなるのですが、ガソリンのGiまたはXiでは7人乗りか8人乗りかを選ぶ必要があります。

諸説あるとは思いますが、ここはもう「7人乗り」で決まりでしょう。なぜならば7人乗り仕様の2列目に採用されるキャプテンシートは文句なしにカッコよく快適ですし、横スライド機構と薄型化したワンタッチスペースアップサードシートの組み合わせにより、最大810mmもの超ロングスライドを実現しているからです。

大家族の人は別ですが、そうでないならば、8人乗りをあえて選ぶ必要はさほどありません。

Toyota Safety Senseは全グレードに標準装備

ここまでの流れを整理すると、以下のとおりです。

●ハイブリッドも悪くないが、おすすめは割安なガソリン
●乗車定員的には7人乗り(キャプテンシート)が望ましい

となれば、あとは個別のグレード選びが残るのみです。

まずエクステリアに関しては、どのグレードを選んでもさほどの違いはありません。

切削光輝+ダークグレーメタリックの15インチアルミホイールは全グレードに標準装備ですし、UVカット・IRカット機能付ウインドシールドガラス(グリーン合わせ)も同様に全グレード標準装備。ただしXiの場合のみ、メーカーオプションのツインムーンルーフを装着することはできません。

また予防安全システムの「Toyota Safety Sense」も、全グレードともしっかり標準装備です。このあたりに抜かりはありませんので、基本的には「どのグレードを選んでもそれなりに満足できる」ということは間違いありません。

装備がやや貧弱な「Xi」は真っ先に検討対象外

そのうえで差が出てくるのが「インテリア関係の装備類」です。

前述のとおり基本的な外観や安全装備は標準グレードのXiであってもぜんぜん問題ないのですが、それでもやはりXiは候補から真っ先に除外したいと考えます。なぜならば、

●ワンタッチスイッチ付パワースライドドア(両側)がオプション扱いである
●快適温熱シート(運転席・助手席)が付かない
●スマートエントリーシステム+プッシュスタートシステムがオプション扱いである

という、「高級」をうたうミニバンとしてはちょっと残念なポイントがいくつかあるからです。一般的なミニバンなら気になりませんが、エスクァイアで「普通のキーを差し込んでひねってエンジンをかける」というのは、ちょっと悲しいですよね。

シート表皮は「Gi“Puremium Package”」の圧勝か

ということで、残るは上級グレードの「Gi」と、最上級グレードの「Gi“Puremium Package”」です。ここであらためて両者のプライスを見てみましょう。

【ガソリン】
●Gi(2WD/7人乗り)|292万2480円
●Gi“Puremium Package”(2WD/7人乗り)|298万800円

価格差は約5万8000円ということですね。意外と差は小さいようです。

両者のインテリアの違いは本革巻ステアリングホイールのデザインなど、いくつか細かな違いもあるのですが、もっとも大きな違いは「シート表皮素材」です。

上級グレードであるGiのシート表皮が「合成皮革」であるのに対し、最上級グレードのGi“Puremium Package”は「ブランノーブ+合成皮革」になるのです。

ブランノーブというのは、高級本革のヌバック(スエードのようなもの)の質感と見た目を、ファブリックで忠実に再現したものです。これの感触がなかなか良好で、特に「バーガンディ+ブラック」というGi“Puremium Package”の専用カラーがかなりステキです。

おすすめはやはり「Gi“Puremium Package”」

となると、前述のとおり約5万8000円の差でしかないなら、ここはひとつ最上級グレードのGi“Puremium Package”を選び、あとは値引き交渉でなんとかする――というのが結論とならざるを得ません。

ということで、結論です。

「トヨタ エスクァイアを買うなら、絶対にガソリンのGi“Puremium Package”(2WD/7人乗り)で!」

エスクァイア選びのご参考になったならば幸いです。それでままた来週!

[ライター/伊達軍曹]