東京モーターショー2019展示の「トヨタ グランエース」この巨大なワゴン車をパーソナルに使うユーザーもきっと現れる

それでは今回もさっそく「おすすめミニバンのおすすめグレード」に関する研究を進めてまいりましょう。今回のお題は、10月8日に発表され、10月24日から東京モーターショー2019のトヨタ車体ブースに展示された新型のフルサイズワゴン「トヨタ グランエース」です。

「VIPの送迎」のために生まれたフルサイズワゴン

グランエースは、「上質かつ快適な移動空間」を提供するという触れ込みの大型ワゴン。専用プラットフォームを持った完全新設計モデルで、「アルファード」や「ヴェルファイア」といったフルサイズミニバンを超える多人数乗用車のニーズに対応する車です。

車内のレイアウトは「3列6人乗り仕様」と「4列8人乗り仕様」の2タイプ。6人乗り仕様の2~3列目は本革仕立ての大型専用キャプテンシートで、8人乗り仕様では3列目が手動式のキャプテンシートとなるほか、チップアップ機能付きのやや小ぶりな4列目シートが装着されます。またグランエースのシートにはロングスライド機構やオットマン機構なども装備されています。

海外市場でグランエースのライバルと目されているのは「メルセデス・ベンツVクラス」ですが、日本国内では宿泊業や観光業における送迎、あるいは要人の移動等に使われるフルサイズワゴンであると想定されています。とはいえ、この巨大なワゴン車をパーソナルに使うユーザーもきっと現れるとは思いますが。

サイズはアル/ヴェルより「ふた回りデカい」という印象

トヨタ グランエースの具体的なボディーサイズは、

●全長5300mm
●全幅1970mm
●全高1990mm
●ホイールベース3210mm

となっています。アルファード/ヴェルファイアのサイズが

●全長4950mm
●全幅1850mm
●全高1950mm
●ホイールベース3000mm

ですので、イメージとしては「全高以外はアル/ヴェルよりふた回りぐらいデカい」というのがグランエースのスペックであり、東京モーターショー2019の会場で筆者が目視した際の印象も、おおむねそのような感じでした。

参考:トヨタグランエース売却専門ページです!

パワーユニットは2.8Lのクリーンディーゼル「1GD」のみで、トランスミッションは6速AT。駆動方式はいわゆるFRです。リアの足まわりには新開発のトレーリングリンク車軸式サスペンションが採用されており、徹底した防振・遮音対策と相まって、高級ワゴンにふさわしい乗り心地が実現しているとのこと。

安全装備に関しては、歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼間)を検知対象に加えた「Toyota Safety Sense」を装備し、駐車場など低速走行時における衝突緩和と被害軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]なども装備されています。

「最強に威張りが利くミニバン」として使う人も?

発売日も価格もまだ正式にはアナウンスされていませんし、そもそもは冒頭付近で申し上げたとおり「宿泊業や観光業における送迎、あるいは要人の移動等」が、特に4列8人乗り仕様のグランエースの主たる存在理由でしょう。

しかしアルファードとヴェルファイアをも大きく上回るこの巨大ワゴンの存在感(と実際のサイズ)にホレ込み、いわゆる「威張りの利くミニバン」としてグランエースを購入したいと考えるユーザーもきっと一定数はいるでしょう。特に3列6人乗り仕様のほうは。

……大きな車ですので、くれぐれも狭い道での取り回しと「威張り過ぎ」にだけは気をつけて、グランエースという車がある生活をお楽しみいただければと思います。

[ライター/伊達軍曹]